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アルターエゴと実名ウェブ

池田信夫氏のブログエントリー「Twitterは日本の匿名ウェブを変えるか」を読んで思った。著者は「日本のウェブは2ちゃんねるやはてなのような匿名サイトが主流になり、ブログもほとんどが匿名で、記事の質が非常に悪い。」そしてFacebookやTwitterを含め米国のSNSがユーザーが実名を含め「リアル」なプロフィールを広範囲に公開しており「実名で責任をもって発言するのが当たり前で、匿名のメッセージは相手にされない。」という違いを指摘している。日本でのTwitterでは実名登録が多く、それが「意外に紳士的」なコミュニケーションが行われている理由の一つだとしている。

この「実名公開」という流れは非常に重要だと思う。2chとの大きな違いであることも間違いない。2chで他人のプライベートな情報を書き込むようなことは本人が特定できるような場ではなかなか難しい。LinkedInのようなビジネスネットワークを焦点を置いたメディアだと、それこそこと細かく自分の情報を公開しないと他の人と繋がるチャンスには結びつかず、参加の意味さえのなくなってしまう。

TwitterでもMixiでも、実名を強制しているわけではない。いくらでもうそはつける。匿名に徹したい人は、ネット上のアルターエゴを通して楽しみたいという、インターネットでのコミュニケーション空間をオンラインゲーム/メタヴァース的に使うのに対し、実名系はリアルの拡張としてSNSを使っているという違いなのかもしれない。

表の顔と本心に隔たりが大きく、言いたいことがなかなか言えない日本の社会だけに「匿名ウェブ」の無法地帯での行動意識が低くなってしまうのだろうか。

Twitterは日本においてキャズム(感度の高い人たちの中での流行からメジャー市場での普及に意向する際に超えなければならない大きな谷)を超えた超えないの意見は分かれるが、今のところ自分でブログを持っている人など、そもそも自分のリアルな部分を含めて積極的に公開している人が多いのは事実。

しかし、リアルでもネットでも、ある程度自分をさらけださないと相手に信用してもらえない。広いネットワークというものは大きな資産になるということを考えると、実名を含め、リアルな自分で世界に出て行くことが重要な時代だと思う。Brightkite、Dopplr、あげればきりがないけれど、近頃は個人情報を公開しないのであれば意味がないサービスが増えている。

そういえば、毎日.jpの「勝間和代のクロストーク」でも、勝間氏は意見の投稿は実名を要請している。お互いに責任を持ったコミュニケーションの場にしようということで、納得がゆく。

ちなみに、池田氏の上記エントリーに対し、アルファブロガーとして有名な元ライブドアの小飼氏は彼のブログ”404 Blog Not Found”で、「自分のTLを通して見た世界は、あくまで自分が見たがっていた世界であって今そこにある世界ではないのだ。」(TLはタイムライン:自分とのコミュニケーションのリストにして見たもの)と反論している。

誰でも意見を送ることができるという意味ではオープンだし、フォロワー以外には意見が届きにくいという意味では、どのメディアでも同じということを言っているのかなぁ?

どちらにせよ、リアルなプロフィールを公開しつつ、ネットで繋がってく世界に可能性を強く感じる今日この頃。

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