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確かに「しがみつかない生き方」が必要かも

先週は出張で日本に行っていた。数ヶ月前に日本に行ったときには「断る力」を始め勝間和代がずらっと平積みになっていた。今も勝間本は平積みではあるものの、勢いが落ちてきたような気もする。新刊の「目立つ力」も比較的地味な扱い。

その代わりというわけではないけれど、香山リカの「しがみつかない生き方」が人気なようだ。平凡な普通の幸せを感じられなくなり、満たされない人が増えている現代、プレッシャーに負けてがんばり過ぎない生き方を提唱する本。ふつうの幸せを手に入れる10ルールの10番目に「勝間和代を目指さない」とある。立ち読みしただけなんだけど、要は、自己啓発本を読みあさり頑張り過ぎてストレスになってしまう人が多いらしい。

本来努力をスタートする為には、自分が目指す根本の価値に気付き、その目標を目指す為に余計なものを排除するというのが基本なのだろうけど、「なにかしないと、このままではいけない」という焦りの中では「仕事術」だったり「勉強術」のような手法ばかりに目が行ってしまい、空回りしてしまうというのは自分でも経験がある。

自分の目指す価値と目標を決め、残りは捨て、他人の価値観に振り回されないというのは勝間和代の「断る力」でも主張されていることなのだけど、どうしても勝間本だと目指すべくは「成功」と思ってしまいがちなのだろう。

日本は平和で動きの少ない社会なので自分に与えられたものに感謝する機会が少ないからなのか、社会のプレッシャーが強いので社会(流行)が重んじる価値にしがみついてしまうのか、受験戦争で「減点主義」が身に付き、つねに満点の減点でしか考えられないのか、身の丈の生活を楽しむことを忘れている人が多いような気がする。

例えばニュージーランド、経済が小さいだけに、身の丈にあった幸せな生活を楽しもうとする人が多い。たいした大企業もない。経済がそこまで複雑ではないので、自然環境、食料、みんなが提供するサービスと自分の生活の因果関係がわかりやすい。香山さんの言う「物事の曖昧さ、ムダ、非効率を楽しむこと」をせずには生きていけない。いい加減なサービスを提供しても「人間だから間違うのはしょうがないじゃないか」と開き直ってくることはニュージーランドでは珍しくない。でも、生産性がものすごい低いかというとそうでもない。

日本も不適切な部分まで完璧主義の行き過ぎで身動きのとれない社会になっている部分があるような気がする。

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