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アップル時価総額MS超えとオープン戦略

米国時間26日Appleの時価総額(2269億USD)がMicrosoftのそれ(2264億USD)をついに抜き、米国の株式市場の時価総額2位(一位はエクソンモービル)となったらしい。ちなみに現在Googleの時価総額は1514億USD。

株価が高ければいいってことはないけれど、すごいものだ。

オープン=正義じゃないよね

先日Google I/Oの基調講演でVic GundotraがAppleを”Big Brother”と呼び、一人の人間にコントロールされた選択肢の無い世界から開放するためにGoogleは立ち向かうと言うオープン(Google)対Appleという図式を演出し、Appleに対するGoogleの対決姿勢をむき出しにした。

Appleに排除されたFlashの議論にしてもそうなのだけど、オープン=選択の自由=理想型と安易に結びつけた議論に危険を感じる。

事業者も公開してメリットがある部分を公開し、場合によってはプロジェクトの主導権さえもオープンにし誰でも参加できるようにする。

また、選択の自由は良いことばかりではない。以前どこかのマーケティングの本で読んだが、ある実験で選択肢を色の選択肢が少ない場合(3−4個)とたくさんの場合で商品の売上を比較したところ、選択肢が多い方が売上は少なかったという。選択肢が多すぎると選択の負担が大きくて、人は選択ができなくなってしまうらしい。

小飼弾氏も「AAPL > MSFT なう、そしてそれが示す教訓」の中でAppleが成し遂げてきたことを以下のようにまとめている。

製品としては、同社は Mac、iPod、iPhone、そしてiPadを売っている。

しかし我々が買っているのは、これらの製品そのものでは実はない。

自由という名の苦痛の軽減なのだ。

iPod と iTunes Store は、「どこから音楽を買うというか」という悩みを減らした。

iPhone と App Store は、「どうやったらウイルス感染なしにアプリケーションをインストールできるか」という悩みをなくした。

そしてiPadは、キーボードとマウスという、これまで「どうやってコンピューターに自分にやりたいことを伝えるか」において「必要悪」とされていたものからユーザーを解放した。

これらの製品が提供しているのは、「なんでもできてしまう自由(free)」という苦痛の低減(pain-free)なのである。

さすがまとめ方がうまい。自由は楽しいことばかりじゃない。

Googleの気持ちもわかるけど

AppleのiPhone OSに対抗してAndroidに勢いがついてきているのは消費者、開発者にとっても良いことだと思う。Androidはオープンソース至上主義みたいな人達を引き寄せようとしているのだれど、オープンという言葉が善悪の話になってきていて違和感を感じてしまう。

モバイルの世界をAppleに牛耳られてしまうと、検索エンジンをはじめ彼らのクラウドサービスへのアクセスをAppleに依存することになり、Googleにとってはevilな存在であり、敵対視せざるを得ない状況はよく理解できる。でも、個人的にはGoogleにはもっと大人な「布教」活動をしてもらいたい。

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