Archive

Posts Tagged ‘クリスアンダーソン’

Freeの経済学

November 12, 2009 Leave a comment

ベストセラーLongtailを書いたWired編集長の著作「Free」のオーディオブックを聞いている。

書籍は有料だけれど、オーディオブックは無料で配布という面白い試み。米国内であればeBookも期間限定で無料ダウンロード可能だった。

インターネットで一般化した「無料」サービス。無料サービスの代表的プロバイダGoogleは検索はもちろんのこと、大容量メール(Gmail)、ワープロ/表計算アプリ(Google Docs)、オンライン地図(Google Maps)、ビデオ視聴(YouTube)、オンラインアルバム(Picasa)など様々なサービスを無料で提供する。

ここ数年盛り上がっているSNS、Facebook, Twitter, MySpace, MIXIなども無料サービスである。

企業からの無料提供されるものというのは昔からあった。ただ、インターネット前の「フリー」サービスはその延長線上に有料サービスが含まれることが多かった。

しかし、インターネット後のフリーサービスはサービスを無料提供することによりユーザーの参加/協力を促しサービスの価値を作り上げ、この価値をベースに利益を生み出す売上げは別な形で確保することモデルが一般的になった。

日本マクドナルドが展開する「無料コーヒー」はインターネット的なフリーサービスとは違うけれども、この斬新なアイディアで実際売上がかなりあがっている。

Freeにも書いてあったが、インターネットによりサービスのスケーラビリティの規模が変わったため、既存の経済理論が当てはまらないケースも多い。

かつて活躍したメーカーはイノベーターのジレンマに陥ってビジネスモデルをインクリメンタルにしか考えられなくなってしまっているように見えるけれど、これからのビジネスモデルは固定観念を捨ててアイディアを出してゆく必要がありますね。