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電子出版とタイポグラフィー

March 6, 2010 Leave a comment

先日あった日経新聞電子版の発表はネット上でもいい評判は聞かない。

紙の新聞+1000円または電子版だけで4000円。ビジネスマンはそのくらい払うだろうと言う目論見なのか?

日経BPの雑誌の全記事が月額4000円で読めるんだったらまだいいのだけど。(笑)

米国ウォール・ストリート・ジャーナルは既にウェブを有料化しているし、ニューヨーク・タイムズ(以下NYT)も2011年からの有料化を発表している。ニューヨーク・タイムズの有料化も成功しないような気がするが(以前も一回有料化して失敗し、その後無料開放)どうせウェブ上のニュースメディアにお金を出すのであればNYTを選択する。

記事の面白さとクルーグマンやトーマス・フリードマンなどOp-Ed記事執筆陣まで比べてしまうと日経新聞で自分が興味あるのは(強いて言えば)ニュースとは無関係の「私の履歴書」くらいではあるけれど、新聞の内容が同じだったとしてもデジタル版で提供されるユーザーエクスペリエンスが圧倒的に違う。

日経新聞電子版の発表に掲載されていた代り映えのしないウェブ画面を見て、日本のタイポグラフィへの気遣いのなさを改めて感じた。

日経が特別にひどいわけではなくどこのサイトでも一緒なのだが、日本語は標準的に仕様されているフォントが少なく概してあまり美しくない。それに比べNYTはウェブ版もiPhoneアプリ版も紙の新聞を思わせるフォントと画面構成となっていてとても綺麗にできている。NYTアプリがiPad発表のデモで紹介されたのもデザインのクオリティの高さも大きな理由の一つのはず。

日本の新聞社はウェブ版に掲載されている記事も数行でやる気があるとは思えないのだが、この先大丈夫なのだろうか。別にウェブ版のクオリティをあげたところで新聞社の直接的なメリットにつながらないのだろうけれど、自分にとって新聞に月数千円かけるだけの価値がなくなってきているのも事実。

ただし、いい情報が効率良く手にはいるのであればある程度の対価を払うと思う。満足度という意味でもウェブ上のタイポグラフィーは重要だと思う。iPadにはフォントがどれだけ搭載されるのだろうか。

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Categories: daily life, technology Tags: