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ガラパゴスなのか、ただのオタクなのか

December 16, 2009 Leave a comment

NYTimesのOp-Ed記事”Japan’s Obsession”を読んでふと思った。

記事では著者が東京のランニングマシンのモニタに次々と表示される食べ物の画像とそのカロリー表示を見て(過剰なテクノロジーと情報の提供であり、目的がよくわからいという位置づけ)、サイバーワールドやマンガの世界に引きこもってしまうオタクな日本の社会を書いている。

最近は日本の携帯ビジネスの孤立化を「ガラパゴス化」という言葉で表現することが多い。ガラパゴス化という言葉はうまい表現だとは思う反面、現状を美化しているようにも感じられる。孤立され、バランスがとれたガラパゴスの生態系は基本的に持続可能なシステムであり、気候変化と観光客の増加意外に系を脅かすものは少ない。

日本はどうか。商文化の違いからか、日本の携帯ビジネスは独自発展したもの、モバイルビジネスのフォーカスが急速にクラウドに向かう今、商習慣や流通の違いを超えてグローバルスタンダードが勢力地図を一気に塗り替えつつある。

自分の世界にこもり、外の世界で使い物にならないオタク化ビジネスはいずれ淘汰されてしまう。破壊的想像を促す為にも、そろそろ「ガラパゴス」ではなくもうすこし危機感がある表現を採用した方がいいのではないかと思います。

iPhoneとAndroidの今後

October 18, 2009 Leave a comment

今年7月にiPhone 3GSを手に入れてから、すっかりiPhoneのファンになってしまった。

どちらにせよ、Cocoa Touch/Objective-Cの開発をすべく準備をしていた自分だが、手元に使うアプリ/サービスの価値は体感しないとわからない。

New York TimesはiPhoneで読む事が多くなった。また、日本ではTwitterのつぶやきの64%はiPhoneから発信されているという数字もあり、スマートフォン(ポケットPCと呼ぶべきだろうか)が新しいメディアを構成する重要な要素になっている。

エコノミスト10月1日の記事”Cleverly Simple”では2015年には携帯電話の全販売の半数がスマートフォンとなると記している。また、オープンソースであるAndroidは安価なスマートフォン市場でシェアを拡大するだろうと。Androidがそれなりの発展をするだろうというのは自分も同感だ。

ただ、「コンテンツと機能」の多くがクラウド化している現在、OSだけ比較するのはナンセンスである。デバイスだけでなくiTunesストアを通じたアプリ/コンテンツ販売を提供する垂直統合ビジネスのメリットを生かし、iPhone他Apple製デバイスがどこまで優位を保てるか。

Appleが来年早々発売するという噂のタブレットにはブックリーダーとしての使い方も想定されている可能性は高く、AmazonのKindleに対抗し電子ブックストアをオープンするのではないかという声もある。別にiTunesにブックコーナーができなくてもPDFなりオープンなフォーマットで電子ブックフォーマットであれば、iPhoneやタプレットPCで読めるようになるので問題ない。

先のアメリカでのデジタル音楽販売の約70%、全音楽販売の35%がiTunes経由というシェアを見ても、恐るべきiPodのデバイス普及率がわかる。iPodのようにみんなが自分の電話をiPhoneにするとは思えない。けれど、コンテンツ/サービスの受け口として一家に一つや二つのApple製デジタルデバイスが入り込む可能性はそこそこあるのではないかと思ってしまう。

蛇足だけれど、コンテンツとデバイスを統合したビジネスモデルはゲーム、音楽、映像ビジネスを持ち、文化を売る力がある(あった)ソニーにやってほしかったいうのは、みんなが思うところ。ソニーにも頑張ってほしい。