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僕がAppleを応援する理由

May 28, 2010 Leave a comment

iPhone-Android対決が激化しているが、iPhoneにはそう簡単にAndroidに負けて欲しくない。この際、AppleにはMobileMeにも力を入れてもらってクラウドサービスでもGoogleの対抗するものを出してもらいたいと思っている。

逆にAppleにGoogleをけちらしてもらいたいとも思わない。Googleがきらいなわけでもない。

Googleは素晴らしい基板技術を提供する能力があるし、自分もその恩恵を至る所で受けており、彼らのやり方に賛成する部分も多い。

ただし、Googleはオープンなインターネットの番人でもなければ、正義の味方でもない。やはりGoogleとは違う価値を提供できるビッグプレーヤーが必要である。

Googleのサービスはデザイン的に無味乾燥な機能性のみを満たすものになっていて、わくわくするユーザーインタフェースデザインは提供しない。自分にとってそこがやっぱりひっかかる。

Appleのように優れたユーザーエクスペリエンスを提供するプレイヤーがいなければ、iPhone/iPadの成功はもちろん、Androidの成功もなかったかもしれない。完成度の高いデザインはリスクを取る必要があり、トップダウンのリーダーシップが不可欠である。そういう意味ではGoogleのように小さなチームが独立して動くような組織ではなかなか創出しにくいものなのかもしれない。

Googleは機能性の高いクラウドサービスを提供しているが、それぞれのサービスがバラバラで一般ユーザーには理解しにくい部分が多い。

エモーショナル・デザイン」でドナルド・ノーマンは魅力的に感じるデザインはユーザーに良い感情を持たらし、使用するときにも楽しもうと歩み寄らせる効果があると述べている。好きなものは、良く解釈しようと努力すると言うことだ。

Googleの提供するサービスには洗練されたデザインによるエモーションの提供が足りない。それでは、一般ユーザーをサービスに引きつけておくことができない。

想像だが、Googleはインターネットの個人IDのベースはemailと考え、前代未聞のGB単位の容量を持つ無料メールサービスGmailを立ち上げ、インターネットユーザーを特定する「ID」を抑えようとしたのだと思う。しかし、メールアドレスはその人を表す人格のようなものが付加されることはなく、結局ソーシャルなコンテクストによってその人のペルソナが表現されたFacebook、Twitterなどソーシャルネットワークに個人が活動する場を奪われたまま、挽回出来ていない。

別にGoogleが全てを提供する必要はないので、Googleは今のままで良いのかもしれない。ただ、ユーザーのライフスタイルを変えるような変化はAppleのようにエモーショナルなモノ・サービスによって実現されると思っている。

だからAppleを応援している。

ところで、webOSのUIデザイナーであるMatias DuarteがGoogleに移るという記事が載っていたので、これによってAndroidのUIはより良いものになることが期待される。

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アップル時価総額MS超えとオープン戦略

May 27, 2010 Leave a comment

米国時間26日Appleの時価総額(2269億USD)がMicrosoftのそれ(2264億USD)をついに抜き、米国の株式市場の時価総額2位(一位はエクソンモービル)となったらしい。ちなみに現在Googleの時価総額は1514億USD。

株価が高ければいいってことはないけれど、すごいものだ。

オープン=正義じゃないよね

先日Google I/Oの基調講演でVic GundotraがAppleを”Big Brother”と呼び、一人の人間にコントロールされた選択肢の無い世界から開放するためにGoogleは立ち向かうと言うオープン(Google)対Appleという図式を演出し、Appleに対するGoogleの対決姿勢をむき出しにした。

Appleに排除されたFlashの議論にしてもそうなのだけど、オープン=選択の自由=理想型と安易に結びつけた議論に危険を感じる。

事業者も公開してメリットがある部分を公開し、場合によってはプロジェクトの主導権さえもオープンにし誰でも参加できるようにする。

また、選択の自由は良いことばかりではない。以前どこかのマーケティングの本で読んだが、ある実験で選択肢を色の選択肢が少ない場合(3−4個)とたくさんの場合で商品の売上を比較したところ、選択肢が多い方が売上は少なかったという。選択肢が多すぎると選択の負担が大きくて、人は選択ができなくなってしまうらしい。

小飼弾氏も「AAPL > MSFT なう、そしてそれが示す教訓」の中でAppleが成し遂げてきたことを以下のようにまとめている。

製品としては、同社は Mac、iPod、iPhone、そしてiPadを売っている。

しかし我々が買っているのは、これらの製品そのものでは実はない。

自由という名の苦痛の軽減なのだ。

iPod と iTunes Store は、「どこから音楽を買うというか」という悩みを減らした。

iPhone と App Store は、「どうやったらウイルス感染なしにアプリケーションをインストールできるか」という悩みをなくした。

そしてiPadは、キーボードとマウスという、これまで「どうやってコンピューターに自分にやりたいことを伝えるか」において「必要悪」とされていたものからユーザーを解放した。

これらの製品が提供しているのは、「なんでもできてしまう自由(free)」という苦痛の低減(pain-free)なのである。

さすがまとめ方がうまい。自由は楽しいことばかりじゃない。

Googleの気持ちもわかるけど

AppleのiPhone OSに対抗してAndroidに勢いがついてきているのは消費者、開発者にとっても良いことだと思う。Androidはオープンソース至上主義みたいな人達を引き寄せようとしているのだれど、オープンという言葉が善悪の話になってきていて違和感を感じてしまう。

モバイルの世界をAppleに牛耳られてしまうと、検索エンジンをはじめ彼らのクラウドサービスへのアクセスをAppleに依存することになり、Googleにとってはevilな存在であり、敵対視せざるを得ない状況はよく理解できる。でも、個人的にはGoogleにはもっと大人な「布教」活動をしてもらいたい。

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Facebook vs Google vs Apple vs Adobe

April 22, 2010 Leave a comment

バトルロワイヤルといいますか、タイトルの企業のみなさんの戦いがすごくなってきました。

Facebook vs Google

Facebookは開発者向けイベントF8でOpen Graphを発表。認証がFacebook Connect固有の技術からオープンなOAuthに代わり、Social APIという他サイトとソーシャルグラフを共有できる仕組みを提供するとのこと。広大なデータベースを「検索」するのではなく、ソーシャルグラフの中で意味付けされた関係から得られる情報でGoogleを囲い込むFacebook。Googleはソーシャルなサービスで今のところ成功しているものはない。

Google vs Apple

Appleが買収したPA Semiの元従業員が作ったAgniluxがGoogleに買われ、今度はAppleがARMを買収という噂。(via Apple Insider http://bit.ly/d8AitE )

皮肉にもGoogleがAppleからさらったAdMobは独禁法審査にかかり、未だ買収は完了せず。AppleはQuattro Wirelessを買収し、iPhone/iPad向け広告フレームワークとなる、iAdをiPhone OS 4.0に搭載することを発表。

Apple vs Adobe

Flash排除問題。先日更新されたSDK規約からObjective-C(またはC)以外の言語から生成されたバイナリは禁止となり、Flash CS5に搭載されたiPhoneバイナリ生成機能はSDK規約により排除された。これに関してAdobeの幹部がコメントを発表、それに対してAppleも異例のコメント発表をしてニュース的にも盛り上がっている。

iPhone, iPadの登場で誰でも何時でもインターネットにアクセスができる世界に一歩近づき、その人達が様々な形の(必ずしもSNSではない)ソーシャルグラフにつながることによって起こりつつある世界での凄まじい勢力争いなのでしょうね。

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最近のApple App Storeの動きとiPad

March 11, 2010 Leave a comment

最近AppleのApp Storeでアプリ却下やカテゴリ変更などiPadの発売に向けた動きと思われる変化が続いている。

セクシャル系アプリの一掃、無線LANによる位置特定をするPlaceEngineを使用したアプリの非公開もあった。後者は世界展開を果たしたばかりのセカイカメラも非公開処分をくらってしまったアプリの一つだったので日本では大きく報道された。無線LAN位置特定系アプリ一掃に関してはAppleからのメールには”private frameworks”の使用と記載されているらしい。これはプライベートAPIを使用していると言うことなのだろうか。

Appleは昨年買収したオンライン地図サービスPlacebaseを使った新地図サービスの機能と関係するのではないかという噂もある。

タッチ系スマートフォン、タブレットPC、アプリストアにおいてベンチマーク的存在になるので皆目が離せないでいる。

さて、NZでiPadはいつ発売になるやら。

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ついにiPad発表!

January 27, 2010 Leave a comment

待望のApple製品発表イベントでタブレットPC, “iPad”が発表された。日本時間では午前3時からという時間にもかかわらずTwitterでは多くのエンスーがWebやUStreamでの中継を見守っていたようだ。

Engadgetの速報サイト
http://japanese.engadget.com/2010/01/27/latest-creation/

AppleのiPadページ
http://www.apple.com/ipad/

iPhone OSは4.0ではなく3.2 betaとなるようで、それほど大きな変化はなさそうなのだけど、現在3.1とのdiffドキュメントがダウンロードできない状態で詳細は未確認。

しかし、Wifiのみメモリ16GB版が$499というのは安いのではないでしょうか。

Mac OSは開発/サーバー機用、iPhone OSはユーザー端末用という棲み分けで進化して行そうな気がする。そういう意味ではiPhone OSにiWorkが発売になるということは大きな意味がある。

更に面白くなってきたiPhone OS。今年のWWDC行きたいなぁ。

ということでSDK 3.2をダウンロード中。早くiPadシミュレータでアプリを走らせてみたい。

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