iPadアプリ申請完了!
昨年から開発していた受託iPadアプリの開発が区切りがつき、Appleに申請が完了。ほっとする間もなく、バージョン1.1向けアップデート開発が始まってしまった。
このアプリは数ヶ月かけたそれなりの規模のもので、学んだことも多かった。自分用のメモの意味を含め、要点をまとめたいと思う。
1. 画面が広くUIの自由度が上がったiPadのUIは自由度の分だけ落とし穴も多い
iPhoneは画面が狭い。狭いだけにApple純正アプリに近づけたUIにすればそこそこの物ができるというメリットが大きいと思う。しかし、iPadが画面が大きい。大きいとここをこうしたい、ああしたいという欲が湧く。iPhoneアプリ開発では画面が小さいのだからということで、割りきって複雑なUIは切り捨てることをクライアントに納得してもらうことが比較的楽だった。
しかし。。。。iPadではそうはいかない。夢が膨らんでしまうのだ。
UI部品が多いと縦位置から横位置(または逆)にしたときのボタンなど画面要素の位置設定も大変なだけでなく、統一感のとれたUI構築も苦労する。
iPadはでっかいiPhoneじゃないかと思っている方々、開発はiPhoneよりも画面サイズ以上に大変だと思います。
クライストチャーチ地震
クリスマスから1月終わりまではNZの学校は夏休みなので、ゆっくりやろうと思って、インターネット消費時間を減らそうとしていたら、今受託しているiPadアプリの変更が入ってばたばた忙しくていたらもう2月も末。
そして数日前にはクライストチャーチで大地震が発生しNZ史上最悪クラスの自然災害となってしまいました。
クライストチャーチは古い英国の雰囲気を持つ街と知られ観光客も多いのですが、昨年9月にM7の大きな地震があり、被害から完全に復旧しないうちに今回の地震が発生となり、前回は幸運にも犠牲者が出なかったのが、今回は既に75名の犠牲者が確定、行方不明者が約300名と言われています。
今回の地震は昨年9月の余震と言われており、M6.3でも震源が5kmと浅かったこと、またクライストチャーチ中心部により近かったことが被害拡大に繋がってしまったようです。
日本の語学研修生の方々もまだ10数名倒壊したビルの下ということはこちらでも報道されています。
私たち家族の安否を心配してくださり様々な方からFacebook、Twitter、メールを通じてご連絡をいただき感謝しています。
行方不明になっている方々が一人でも多く救われることを願っています。
iOS 4.2GMから4.2.1へアップグレード
iOS4.2GM(ゴールドマスター)版から4.2正式リリースまでだいぶ時間がかかった原因である無線LANの問題は、ネットワーク障害テストにちょうど良かったので4.2GMをそのままアップデートせずに放置していた。
しかし、そのままだと無線LAN通信が不通になってしまいかなり使い物にならないのでiTunes経由で製品リリースである4.2.1にアップグレードしようとすると、”This version of the iPad software is (4.2) is the current version”と言われてしまい、アップグレードしてくれない。
でもデベロッパーサイトには製品版のOSアーカイブ(*.ipsw)は置いていない。
仕方が無いのでウェブで調べたらApple内のダウンロードリンクをリストしてくれているサイトがあり、こちらからダウンロード、iTunesでoption+command+Restoreボタンでやっと4.2.1にアップグレード中。
Appleはなぜこの状態を放置しているのか不思議。
夏にはロボカン
忙しさでブログを更新せず、3ヶ月も立ってしまい、もうすっかり年末(汗)。
NZは夏真っ盛りで、週末もプール、動物園など毎週忙しい。
あと数日で学校が休みになり本格的なホリデーシーズンを迎える。
冷房もいらないような気候なので過ごしやすいのだけど、唯一気になるのがハエ。ハエが多く、ホームセンターには様々なハエ退治用品が売っている。
その中でも人気商品が写真のこれ「ロボカン」。なにがロボかというと、一定時間ごとにスプレーで虫除け剤を散布してくれる。これを部屋の比較的高い位置(うちでは冷蔵庫の上の棚の上に置いている)に置くだけ。原料となっているのは防虫菊でナチュラル原料100%。(別にナチュラル100%だからといって人体に悪い影響を及ぼさないわけではないのだが)
NZによくあるビジネスネーム
NZでは法人だけでなく個人事業主も「Trading Name」( = ビジネス名)を使用できる。NZに来てしばらくして気づいたが、ガーデンメンテナンス、電気工事屋、大工などサービス系の業種にA1なんとか、AtoZなんとかという名前がやたら多い。
しばらくするとその理由がわかった。NZではまだまだイエローページ(職業別電話帳)で業者を探すのが主流なので、A1なんとかという名前はアルファベット順で一番上に出てきて目につきやすいのである。AtoZも同じ理由。
確かに広告効果はかなりあるはずだ。
他の国だとどうなのだろうか。
東京ではつい電車に駆けこんでしまう自分
急な用事で東京に2日半ほど行ってきた。
初日以外は余裕のあるスケジュールだったにもかかわらず、東京だとせかせか行動してしまうことに気付いた。地下鉄の連絡通路では早歩き、階段の途中で発車ベルを聞くと走って電車に駆け込み、WifiがあればiPhoneで路線検索して最短経路を探したりしている。
日本のサービスの品質は少なくともミスが少ないという点においては世界トップレベル。電車のダイヤもほとんど乱れない。私が普段住んでいるNZでは業者を呼んでも時間通りに来なかったりコールバックがないのは日常茶飯事。宅配も日本のような細い時間指定はない。
そんな社会に生きていると、物事がスムーズに行かないことを前提に計画するのに対し、物事がきっちりと進むことがあたりまえの日本では想定していない事態が発生に弱いのかも。
NZではリストラで解雇になっても、仕事がすぐに見つからなかったりしても、のんきな人を何人も見た。海外に移住したり、海外から移住してくる人が多い社会なのでアクシデントに強いのではないかというのが私の仮説。
NZのアテにならないサービスと緩い生活態度に慣れるとそのメリットも理解できるようになって、ないものはないでいいじゃないかと余計な欲を断ち、もう少しゆったりと考え受け止めることができるようになってきた。
しかし、まだ修行が足りないので、東京に帰ると電車に駆け込み、電車が遅れているとイライラしてしまう感覚にすぐ戻ってしまう。
Teaの意味
英国圏では何かとteaが多い。
午後のおやつタイムであるアフタヌーンティーはホテルなどでメニューにあるくらい日本でも取り入れられており、よく知られている。ちなみにうちの5歳児は毎日学校にモーニングティー(10時のおやつ)とランチを持参する。
モーニングティー、アフタヌーンティーとお茶休憩が多い英国圏なのだが、ティーというのは夕食という意味で使われることも多いことを最近知った。
Wikipediaで調べてみると、英国北部、NZやオーストラリアなどで多い使われ方らしい。
週末にとなりの子が遊びに来ていたとき”What are you having for tea?”と聞かれ、一瞬、夕方だしお茶する予定ないけど?と思ったけれど彼が聞いていたのは夕食が何かということだった。
その数分後、その子のお父さんが”Tea is ready”と彼を呼んでいた。ちなみにこの家族は数ヶ月前にスコットランドから引っ越してきた英国系。
NZに来てもうすぐ3年だけど、tea=dinnerという意味で使う人が多いということはいままで気付かなかった。
いよいよ来るらしい、Chrome OSタブレット
どうやらChrome OSタブレットが11月終わり(米国感謝祭の翌日のブラックフライデーである11月27日)に発売らしいという報道が流れている。
どんなものになるか楽しみ。
AndroidはOracleが特許侵害で訴訟中だし、日本ではAndroidアプリの76%はダウンロード50未満という記事が出ていたり、Androidどうなのよ?という風も吹き出したところだったので、ちょうどいいタイミングかもしれない。というか、訴訟の件もあり、こういう情報がリークされたのかな。
Chrome OSはウェブセントリックなGoogle戦略にフィットしており、Googleサービスへの窓口として非常にわかりやすい。今報道されているものはHTC製らしいが肝心なのは、ユーザーインタフェースの仕上がり。
iPadの登場で改めて思ったけれどHTML5+CSS3でもかなりできることは多いけれど、ネイティブプラットフォーム(特にCocoa Touch)の優位性はまだ高い。
11月発売は米国のみなので、NZで買えるのは年明けくらいだろうか。
Takapuna Sunday Market
冬は寒いし雨も多いので外出が少なくなるのだが、週末はTakapunaのサンデーマーケットに行ってきた。
規模も大きく、野菜果物だけでなくアンティーク(というかガラクタ)や食べ物のお店も多く、期待以上に楽しめた。写真にあるのはムール貝フリッタ屋さん。
おまけに会場の大駐車場横にプレイグラウンドもあるので子供たちも大満足。 何も予定がない週末にはちょうどいいので、また来たい。
“Upload Received”で固まったままの一週間
iPhoneアプリ楽たびのバグフィックス版を早急にアップすべくがんばってiTunes Connectへアップロードしたところまでは良かったのだけど、iTunes Connectでのステータスがアップロード完了を示す”Uploaded Received”のままで数時間たっても”Waiting for Review”に変わらない。
おかしいと思いAppleのサポートにメールをしても返答がないまま何日も経過。1週間たったところでいきなり”In Review”(レビュー中)に変わっていた。その直前にもサポートにメールを出したのだが、それが効いたのか、たまたまなのか。
アプリがアップロードされたら、レビュー待ち(Waiting for Review)になるか証明書の不備等でリジェクトされるかのどちらかで、Upload Receivedでずっと止まるのはシステム側の問題だったのだと思う。
しかし、1週間、Upload Receivedで固まったまま放置の刑はきつい。運が悪かった。